もう2日もたってしまいましたが、 8日手刀のライヴにお越しくださいました方々ありがとうございました。

そういえば、ライヴの前々日の土曜日。マシオくんと2人で個人練習でスタジオに入ることになったのだけど、さすが土曜日はほとんどのスタジオが空いてなくて(スタジオ予約に馴染みのない方にご説明すると、個人練習というシステムは、前日になっても埋まってないスタジオを、少人数のみに安価で貸してくれる、宿で言うと直前割引のようなものです)、神田のスタジオへ。
ドラムとギター1本のみのスタジオにも関わらず、テンション高く気持ちいい練習が出来た。逆に2人だからいいのか。自分の音と相手の音が合っているかそれだけに集中できる。こういう練習の必要性を身をもって理解した感じ。
その後、せっかく神田に来たのだからと、隣駅の御茶ノ水の楽器店街に行こうということになり、時間の余裕もあったため歩いたのだけど、途中、猫だらけの家(店?)から出てきたオジサンに話しかけられる。こういうのも下町っぽくてまた良いかなと思い、ちょっとした時間立ち話をしたのだけど、店先に立てかけてある「三味線」の看板にはビビった(オジサンいわく、看板はよそからの貰い物で、けして三味線屋ではないとのこと。猫屋敷の前に立てられてるたら、どう考えても誤解されちゃうと思うのだけど。)。そのオジサンの話はどうでも良くて、驚いたのはその後で、 御茶ノ水に着き、楽器店に入ろうかどうしようかという具合の時、不意に背後から声をかけられ後ろを振り返ると、なんとメンバーのさとくん!ストラップを買いに来たそうで。何かバンドの運命感じました。ついルイちゃんを探してしまいましたが、さすがにそこまでの奇跡は起こらず。それでも、何だかとても興奮したライヴの前々日でした。

肝心の8日のライヴはと言うと、何だか自分たちで思っていた以上にお客様がたくさんいて、あんなにたくさんの方々の前で演奏したのは久しぶりの気がして、いつも「聴いてくれている人が何人だろうと全力」を心がけてはいますが、やっぱりお客様が多いと自然にテンションが上がって、実力以上のライヴが出来たような気分でした。
妙に誉められてしまったりしたため、正直なところやたらと自信がついたというか、変に調子に乗ってる最中なので、ちょっと危ないくらいです。
バンドのメンバー同士って、テンションも意欲も感染しあうものだと思う。音楽への責任感と自分への厳しさと他者への想像力を養いたい。
今回のライヴの評価に甘んじず、「実力」という基本的な力の底上げへの意欲に繋げていきたいなぁ。優等生的なこと書いちゃったけど本当にそう思う。