橋のない川/東陽一

俗に言う被差別部落の物語。私の中で、部落差別というのは、見た目にわからないから、黒人差別よりも想像するのが難しい。それでも、いろんな本を読むと「寝た子を起こすな」の論理では差別はなくならないようである。この映画は、思ってたより陽気で、思ってたよりシビアだった。いかにもなドラマティックな展開ではなく、差別は日常の中にあって、淡々と戦ってる感じがした。
渡部篤郎が出てたけど、昔の演技の方が好き。今の演技は、常にため息まじりのワンパターンというイメージ。