なぜ彼女は愛しすぎたのか/エマニュエル・ベルコ

30歳の女性と13歳の少年のラブストーリー。
始まって少しして、この映画ってドグマかなぁと思った。分からないけど、リアル志向というか映像酔い系というかそんな感じ。
30歳の女性の方の設定は、凄い生々しい。愛なんて目に見えないものなのに、不安だから何とか確認したくて、でもどうにもならなくて、どうにもならないとより愛情がエスカレートしていって、だんだん自分が何をしたいのかもよく分からなくなって、結局は自ら破滅するタイプ。30歳って、日本でもフランスでも孤独を感じやすい年齢なのかも。
13歳の少年の方はよく分かんない。フランスの13歳の少年ってこんなもんなのかな。大人っぽすぎに見える。あるいは私の知る大人が子どもっぽすぎるのか。でも、13歳にしては、なんか悟ってる気がした。私が13歳の時なんて、給食が自分の好きな物かどうかとかしか興味がなかったような気がする。