2004-10-11 新しい神様/土屋豊 映画 元いじめられっ子でキャバ嬢で右翼バンドのボーカル雨宮処凛のドキュメント。 雨宮処凛は、自分が受けたいじめの原因は今の日本全体にあると思って、天皇制の民族主義を信じる女性。といっても、根っから民族主義だとか右翼だとかいうのではなく、バンドの追っかけをやってたという過去とあまり変わらず、依存できる対象がたまたま右翼だったように見える。カメラに向かって語りかけるんだけど、話が難しいだとか、恋愛の話だとか、普通の女性と変わらない。それが明け透けで面白い。政治とか思想とかの映画じゃなくて、個人的な成長物語だと思う。