日本解放戦線/小川紳介

通称「三里塚の冬」。フィルムセンターで500円。ほぼ満席でした。
小川紳介の映画は、相変わらず変な気持ちになった。私は、ああいう闘争とかを、崇高なものと感じる反面、心のどこかでは単なる怖いモノ見たさ的な感覚で見てる気がする。不謹慎なのかもしれないけど、私はきっと変な興味で小川紳介の映画を観てる。だからか、闘争ぬけて公団に入った人(?)のこととかが一番興味深かった。今回は、なんとなく落ち着いて観た感じだったのだけど、スクリーンに写る目つきとか感情の表し方とかカメラを構ってない感じとか、私が持つ好奇心的な目はその辺りにあるのだと思った。