春桜ジャパネスク/鈴木清順

昨日に続いて桜シリーズ。次は、梶井基次郎の「桜の樹の下には」の感想とか書こうかな。あれ読んでから桜の見方かわった。桜の樹の下には、アレがある気がしてしょうがない。
この映画は、ずいぶん前にユーロスペースで観て、ビデオにもなってない映画?っぽい。ある男が、桜の花びらを散らせないようにトラックで運んでる途中、女に会って女も一緒に運ぶ話。よく考えるとこれってロードムービーだったんだ。確か桜の花びらを散らせないように運べば換金できるとかだった気がする。それで、ビデオ撮影だから、桜があんまり幻想的って感じはしないんだけど、生々しかった。話は、面白かった。ビデオ映像の安っぽさだけが微妙。「赤目四十八瀧心中未遂」を観た時に、女の怖さとか映像の感覚とか、すぐこの映画を思い出したんだけど、赤目の監督と鈴木清順は何か繋がりあるらしく納得。