リトル・ヴォイス/マーク・ハーマン

リトル・ボイス [DVD] この映画は、ライヴシーンというかショーのシーンを観て、劇場で観て良かったと思えた映画でした。お父さんが死んだショックで、声が出なくなってしまった少女が主役で、彼女は、母親からLV(リトルヴォイスの略)と呼ばれてる。彼女は、レコードを聴きながら、物真似のように歌う時だけ、ちゃんと声が出るのだけど、歌のシーンがほんと素敵でした。
映画に使われる曲は、スタンダードな名曲ばかりで、LVはほんとに歌が上手でキュートで、レコードの物真似で歌うのが好きって設定だけど、歌とか演奏とかコピーとかオリジナルとか関係なく、音楽ってこういうものなのだろうなって思いました。この映画のように、普段出ない声が出て、そんで伝書鳩を飛ばしてみたくなったりして、人間としてコミュニケーションへの欲求が、少しづつ成長する感じ。自己解放できる音楽って素晴らしい。