パークライフ/吉田修一

パーク・ライフ (文春文庫)芥川賞作品。日比谷公園を舞台にした話。「長崎乱楽坂」は、すごい中上健次って感じだったけど、この作品は、村上春樹長嶋有っぽい。一見現代的な感じだけど、昔の感じも大事にしてて、わりと脱力系な感じ。読みやすくて、あんまり芥川賞って感じはしなかったけど、文章の上手さはこれ見よがしな感じがした部分もいくつかあった。同じ本に入ってた、「flower」って方がわりと好き。でも、2冊読んで全然違ってたから、他の作品も読んでみたいと感じた。