エデンより彼方に／トッド・ヘインズ

黒人と白人との恋愛とか同性愛とかに、かなりの偏見があった時代のアメリカが舞台で、私にはリアルではないはずなのに、入り込める世界観を持つ作品でした。主人公の人妻自体は、良い身分の人って感じで、家とか服とかオシャレ。社会的な観点から観たらそんな言い方はできないいのかもしれないけど、こういう映画観ると、禁じれた恋愛ってロマンティックだなと感じてしまう。映像の世界観にその時代の哀しみがとてもマッチしていた。