今日はお世話になった先生のお通夜でした。どっちの日記に書くか悩んだけど、こっちに書くことにしました。
正直なところ卒業してから先生のことは全然忘れてたけど、やっぱり悲しい。それはそれとして、全然会ってなかった人のお葬式って、何だか実感が沸かないのもあって、久しぶりの同級生に会ったりして、不謹慎にも意外と話が盛り上がっちゃったりして、何か「ひまわり」って映画(日本の方)を思い出した。意外と悲しいけど意外と実感ない。
早すぎるというほどではない年齢だけど、まだたくさんの福祉関係のお仕事を現役でしてた先生だった。だからか、あの先生には、本人が想像する以上の幸せな老後というものが当たり前のようにあるような気がしてた。と言うよりは、生きてさえいてくれてれば、それは確実にあったんだろうな。自分の病名は知っていながら、最後まで家族が困るほどに福祉の仕事に一生懸命だったらしい。見返りを求めないってこうことなんだと思った。恩返ししたかった人はたくさんいたと思うのに。お葬式に出て、本当にネットワークの広い立派な人だったということを実感した。社会的にも凄い人のはずなのに、そんなこと思わせないような威張ったところのない先生だった。
学生時代、入学そうそう交通事故で入院した私を、何とか授業についていけるように指導してくれたり、卒業間際に急に体調を崩した私が、卒業式に遅刻して行ったら、すぐに見つけて笑顔で迎えてくれたり、思い出してもやっぱり良い先生だったと思う。そんな先生に指導してもらったのに、今の私ったら教育した甲斐ない人間でごめんなさい、という感じです。なんて言ってもあの先生ならニコニコ笑ってくれそうだけど。