蛇を踏む/川上弘美

蛇を踏む (文春文庫)表題作は芥川賞作品。蛇を踏んだら女になってついてきてしまう話。この説明自分で書いててもよく分かんない。しかもその女はお母さん。とか書くと、もっとよく分かんない。ちなみに表題作以外の二編はもっともっとわけ分かんない。
この作家さんの小説読みながら、なんかに似てるこの感覚って思ったら、山岸凉子の短編集になんとなく読後感が似てるんだって思った。触覚に訴えかける文章。ネチャネチャとかベチョベチョとかそんな擬音の似合う小説なのだけど、意外なことに擬音は出てこない。でも、なんか面白かった。